僕ノ声


-谷本生命-

はじめまして、私は軽音部の一年生で、璃澄に所属しています、谷本生命です。

今日も朝から部室で朝練があるので、一年生の私は誰よりも先に来て鍵を開けて、皆さんが心地良く練習が出来るように窓を開け、空気を入れ替えたりいつも通り朝練の準備をしていました。

そして今日もいつも通り私の次に絵瑠さん、羽楼さんが登校してきます。

「遅いな、奈津さんたち。」

「確かに、いつもならもう来てるはずですね。」

絵瑠さんが時計をチラチラ確認する。
ちょうどその時。

「おっはよ〜!」

いつも通り百々さんが勢いよく扉を開ける。

「おはようございます、百々さん。」

「ふぁー、おはよぉ。」

「みんな、おはよう。遅れてすまない。」

いつも通り春人さんが眠たそうに入ってきて、またまたいつも通り奈津さんが最後に入ってきて扉を閉める。

でも今日はいつもと違う。

「奈津さん、そこのチビは?」

絵瑠さんが鋭く突っ込んだ。

それもそのはず。
奈津さんの後ろにちょこんと立っていたのは一年生で私の隣のクラスの男の子。

絵瑠さんが興味を示したようで男の子に近づく。
そして一言。

「ちっさ、」

絵瑠さんと男の子が話してる間に奈津さんが簡単に説明をしてくれた。

「今日の朝たまたま会ったんだ、知ってるだろ、アイドルの長樹ヒナだ。」

そう、奈津さんが説明した通り、男の子の名前は長樹ヒナくん。

彼は今ネットを中心にアイドルとして活躍中の長樹ヒナくんなんです!!