俺はどんなお前でも好きだ

「ねぇーりさぁ。助けて」

「ん?どうした?」

「次の放課男と雑用やんなきゃ
いけない。やだょ」

「もー。がんばんなさい。少しは

男に優しくなるよーにね。」

「なんで、りさも同じ事言うノー」

そして、放課。

ここかな?

ガラガラ....。

「あんたもやんの?」

と、突然言ってきたのは

イケメンさんだった。

「はい。私もやりますけど?何か?」

相変わらず男には冷たい私。

「いや。別に。ちゃちゃっと
終わらせんぞ。」

「はい。」

「痛っ。」

ん?と、思い振り向くと

イケメンさんが、困った顔を

してた。

それは、ホッチキスが、指に

刺さったから。

「大丈夫ですか?ちょっと見せて

下さい。」

「ん。」

と、言って見せてくれた。

幸いにも、深くまで入りこんでなかった

「抜くよ?痛かったら言ってください」

と、いって。私は、ホッチキスを

抜くと、イケメンさんは

少し痛そうだった。

私は、絆創膏を持ってたから。

貼ってあげた。

「これで、大丈夫ですよ。」

「どーも。」

なんだその態度は。うざ。

イケメンだからってあなどって

は、いけないな。

そして、雑用は終わった。

「はぁ。やっとおわった」

「おい。」

「はい?何か?」

「放課後、この教室来て。」

「分かりました。」