気まぐれな君も好きだから

何とか引きつった笑顔を作ると、古谷君が口を開いた。

でも.......何て、答える?



「いつか、なるかもね。」



へっ? 嘘!?

今、何て言った?

驚いて、心臓が口から飛び出そうになるじゃない..........



「てか、今の時点で、半分彼女みたいなもんなのかなぁ。なんだかんだ言って、俺のこと、一番わかってるの、こいつだし。」



ほら、また平気な顔して、解釈に悩むようなことを言う。

それは、どういう意味?

私がフリーならストレートに喜べる台詞かもしれないけど、今、そう言われても喜んでいいのかどうかさえわからない。



「何だよ。やっぱ、そうなんじゃん。」

「いいだろ。せっかく来てやったのに、いきなりこんなこと言わせやがって。」

「はははは.......でも、上手く行ったら俺のおかげじゃね?」

「うるせー。」

「こいつ、口は悪いけど、イイ奴だからよろしくね。あ、でも意外とモテるから気をつけて。」



答えに困り、咄嗟に笑顔だけ返すと、お友達は楽しそうに笑って、古谷君とオーダーの相談をし始めた。

お腹は空いているけど、胸がいっぱい。

笑っているけど、泣きたい気分だ。