午後の業務は特にトラブルもなく、順調に進んで行った。
あんまり売れなかったけど、それは仕方がない。
開店前から出勤するパートさんに、明日の業務連絡を綴った日誌を書いて、終業時間通りに上がった。
とは言え、すでに9時近い。
他の社員に怪しまれないよう、見つからないよう、頃合いを見計らって店を出る。
雨がパラついて来たけど、小雨だから走れば何とかなるだろう。
ロッカーまで折り畳み傘を取りに帰ったら、誰かに会ってしまうかもしれないし。
とりあえず、待ち合わせのファミレスまで小走りで向かった。
遥希の車は一番奥に停まっていた。
ハンドルに手をかけ、ぼ〜っと待っていた遥希は、私に気付くと急に嬉しそうな顔になって、車から降りて助手席のドアを開けてくれた。
「お待たせ。」
「濡れちゃうから、早く乗って。」
「ありがとう。」
自分だって、降りたら濡れちゃうのに。
こういうことが自然に出来ちゃう、遥希の優しいところが好き。
モテるためにやってるとかじゃない無意識の思いやりだから、周りにいる人は、みんな遥希に好感を持つのだろう。
あんまり売れなかったけど、それは仕方がない。
開店前から出勤するパートさんに、明日の業務連絡を綴った日誌を書いて、終業時間通りに上がった。
とは言え、すでに9時近い。
他の社員に怪しまれないよう、見つからないよう、頃合いを見計らって店を出る。
雨がパラついて来たけど、小雨だから走れば何とかなるだろう。
ロッカーまで折り畳み傘を取りに帰ったら、誰かに会ってしまうかもしれないし。
とりあえず、待ち合わせのファミレスまで小走りで向かった。
遥希の車は一番奥に停まっていた。
ハンドルに手をかけ、ぼ〜っと待っていた遥希は、私に気付くと急に嬉しそうな顔になって、車から降りて助手席のドアを開けてくれた。
「お待たせ。」
「濡れちゃうから、早く乗って。」
「ありがとう。」
自分だって、降りたら濡れちゃうのに。
こういうことが自然に出来ちゃう、遥希の優しいところが好き。
モテるためにやってるとかじゃない無意識の思いやりだから、周りにいる人は、みんな遥希に好感を持つのだろう。

