気まぐれな君も好きだから

遥希はとっても嬉しそうに言ってくれたけど、だって遥希は遥希だよ。

どこの息子とか、そんなの私には関係ない。

一緒にいて心が安らぐから、そばにいてほしい。温めてほしい。

本当に、ただそれだけ。



逆に、遥希はどうしてそんなに私を好きでいてくれるのかな?

そっちの方がよっぽど疑問。

後で、聞いたら答えてくれるかな.......



玄関からリビングまでが遠く感じる。

広い家に不慣れな私には、この家の全てが新鮮に映る。

キョロキョロしながら歩いていると、ものすごく大きな画面のテレビがあるリビングに通され、革張りのソファに座らされた。



「ちょっと待ってて。」

「うん。」



一人にされてる間、冷静に考えてみる。

お父さんが社長? 会長?

お母さんも同じ会社で働いるんだったよね?

お兄さんとお姉さんの旦那さんも一緒に働いてるって言ってたけど、遥希だけ好きなことをして良いっていうのは、やっぱり意味があるのかな。



何があったとしても遥希は遥希だと思うけど、この点に関してだけは、大会社の御曹司って知ってるのと知らないのでは意味合いが違ってくる。

高瀬さんの言ってたことって、このことに関係あるのかな。

言いたくないことなのかもしれないけど、やっぱり気になる..........