気まぐれな君も好きだから

相変わらず、遥希の純粋な優しさには頭が下がる。

いっそ思い切って遥希に身を委ねてしまえたら、こんなに苦労しなくても、幸せになれるのかもしれない。

せめて遥希が同い年だったら良かったのに。

そうしたらここまで迷わずに、全部リセットして、遥希の胸に逃げ込むっていう選択肢も考えられたかな..........



なんて考えても何も始まらない。

現実として、こんなにピュアな五つも年下の男の子に、三股状態になっている私を背負わせるのはヘビー過ぎる。

遥希が思ってるより、私はズルくて汚い。

いろんな理由をつけて、自分が欲しい時だけ、遥希の愛情を利用しているんだから。

できる限り受け止めてあげたいとは思うけど、結局、遥希の気持ちを100%受け入れるつもりはないんだから..........



「何から乗る?」

「最初は軽めでいいよ。」

「それ、俺に合わせてる?」

「うん。」

「うわ、情けねー。」

「いいじゃん。少しずつレベル上げて行こうよ。」

「そう?」

「うん、まったりできる穏やかなのも乗りたいし。」

「わかった。じゃ、行きますか。」