気まぐれな君も好きだから

そして訪れたデート当日、遥希は家まで車で迎えに来てくれた。

嬉しくてしょうがないって言ってるみたいな満面の笑顔。

この笑顔と一緒にいたら、嫌なことも忘れていられる気がする。



「おはよう。歩未。」

「おはよう。晴れて良かったね。」

「うん。せっかく良い天気だから、今日はやっぱり遊園地行こうよ。良い?」

「うん、いいよ。絶叫系、乗りたい気分だし。」

「え、絶叫系好きなの?」

「うん、大好き。嫌い?」

「あんまり得意じゃない.......。」

「うそぉ?」

「あ、でも歩未が乗るんなら一緒に乗る。」

「無理しなくていいよ。」

「いや、頑張る。」

「ほんと? じゃあ、いっぱい乗っちゃうよ。」

「いいよ。今日は楽しいこと沢山しよう。早く元気になってもらいたいから、歩未がしたいこと、何でもする。」

「え?」

「ほら、じゃ、早く行こう。」

「......うん。」



私って、元気がないように見えるのかな。

言われてみれば、古谷君とのことがあってから、黙って考え込んでる時間が多くなっちゃってたかも。

普段通りに接しているように見えたけど、遥希は私が沈んでいるのをわかって、ちゃんと気にかけてくれてたんだ。