降ってきた手の腕の部分を捕まえて

これでもかっ、ていうぐらいにひねりあげる。


すると、さっきまで真っ赤だった先輩方の顔色が


先輩Aの

「…………っ!!!!!」


声にならない悲痛な叫び声と共にどんどん青くなっていく。


リトマス紙的な?

おもしろ~い♪



シメに、ギューっと握りしめると、先輩Aのぶっとい腕に、あたしの爪がささって、痛そ~♪


パッと、離してやると


先輩Aは腕を押さえながらよろよろとその場にへたりこんだ。


うぇ~、手ぇべたべたするんですけど。何?腕にバターでも塗ってんの?わざわざ油なんか塗らなくても充分過ぎるぐらい脂乗ってるから大丈夫ですよ?


…はぁ。
戻ったら即石鹸で手洗おう。消毒もしよ。


「ホント(睡眠の)邪魔なんで、消えて下さい。」

眠すぎて作り笑いする気力も無くなった。

多分あたしは今究極に虫の居所が悪いです。



「ヤバいよ、行こっ!」

と先輩C。


「お、おお覚えとけよっ!」

と某やられ役の捨て台詞みたいな事を言う先輩B。


「も…もう調子こくなよ!」

とあくまでも調子をこくことに拘る先輩A。




永遠にさよーならー