「高いとこがダメとか?」
「ぶー。」
カワイイな、おい。
「じゃあ乗り物が苦手とか?」
「…当たり。
乗り物全般ダメだし、エレベーターもムリ。…バスに至ってはあんなん人間が乗るもんじゃないと真面目に思うし。」
思い出した…。みたいに気持ち悪そうにする柊。
「雷は?」
「うるさいなー、とは思う。」
「虫は?」
「………。」
「柊~?」
「…無視。」
「ダジャレかよっ!…は~ん。へぇ~、柊って虫なんかが怖いんだ~。」
「なっ!別に怖いとかじゃないし!ちょっと全体的にアレって言うか、存在自体が許せないって言うか、、…あ蟻の一匹や二匹なら踏み潰せるし…」
「じゃあ、あれは?ゴ「その名前は出さないでっ!」
「じゃあム「それもダメっ!」
あ~あ、そっぽ向いちゃった。
「ふ~ん、へぇ、そう…。」
聞きましたか、お化け屋敷の皆さん。
今度来るときにはコイツの為にGのオモチャでも用意しといてやって下さ~い。
「!バス乗って昆虫博物館とか行く?「死んでもイヤ。」
うぉ、即答~。
「…深宮の苦手なものは?」
そう来たか。
「当ててみる?」
さっきの柊っぽくニヤっと笑って見せると
「当ててやる。」
…ノってきましたね。