家です。
♪~
電話か…。
もう見るのも嫌だあ…。
どーせ優美でしょ。
んで、また延々ノロケ聞かされるんでしょ。
でも今出ないと明日の朝聞かされることになるし。
…気が重い。
「優美~?またノロケ~?」
「優美でもないし。ノロケでもないし。」
「ふぇ?深宮ぁ?!」
ホントだ。《通話中:深宮》になってる。
「ごめん、深宮。最近は毎晩毎晩呪い…じゃなくて、ノロケ聞かされてるから、また優美かと思って…。」
「別いーよ。柊の“ふぇ?”なんて声聞けたし★」
うっ…。
「…そっか。毎晩毎晩ノロケてんのか…。それなら丁度いいかもな…。」
「?何の話?」
「柊ってさ、土日もバイト?」
「うん、バイト。」
「休みの日とかねぇの?」
「今月は、第4日曜日が休みだけど…?」
「じゃ、その日さ…、デートしてくんね?」
「はぁっ!?」
「あ、いや、違くて…、違わないんだけど、
Wデート!Wデートしねぇかってことだよ!」
「Wデート…。」
「アイツらも、もうそろそろ付き合ってもいい頃かな―っ、と思って。丁度遊園地のチケット手に入ったから、もうくっ付けやろうと思って★」
