「あっ、でもでも~、深宮くんと喋ってる時の寧々、いつもよりカワイかったから~、恋してんのかなぁ~って… え、寧々?」 道路だってのに、その場にしゃがみこんでしまった。 「ねっ、どうしたの?お腹痛いの?」 「…優美のせい。」 「え?私?何かした?ほら、とりあえず立って~!遅刻しちゃうから~!」 ***** それから1週間が過ぎ、2週間が過ぎ、 優美と藤谷の距離も縮まってきた頃。 木曜日。