柊の反応が見たくて。


少しスピードを速めてみると



案の定。

「ちょっとー。ふかみやー。はやいー。」

抗議してくる柊が可愛い。


…俺今日1日で何回の事を可愛いと思ったんだろ。

女は嫌いなんだけどな…






「何。怖ぇーの?」

男にとってはさほど大したこともないし。

むしろこのスピードが心地いい


それに

優位に立ってるようで、気分がいい♪

はずだったのに。


「そんなに速く走ったら深宮といる時間が減っちゃって寂しいじゃん…。」












やられた。


可愛いすぎるでしょ、今のは。

思わずスピードを緩める。



…事故らなくて良かった。






にしても顔が熱い。


「何黙ってんの~。」

弾んだ声と共に柊が俺の顔を覗きこもうとしてくる。


多分、顔は赤くなってるはず。

こんなとこ見られたくねぇな…