恋愛なんて、めんどくさい。


「まぁ2000円は軽いジョークです。ここそんな儲かってる感しないですもんね♪」

「なっ「百歩譲って1400、…1350円以上でいいですよ、出血大サービスです。」


「ちょっと、勝手に「じゃあ早速明日から宜しくお願いします。履歴書はいらないですよね。」

そそくさとウチをあとにしようとする彼女に


「待って!せめてあなたの名前…あ連絡先も!」


「ケータイは持ってません。名前はねねです。」


「え?」


「丁寧の寧に繰り返し記号で寧々です。ありふれた名前でしょう?」


「苗字は?」


「…、ちょっと本名だと、面倒な事が起こるので偽名使わせて下さい。苗字は坂下で。」


「え、何で「店長さんの親戚って事にしておいて下さい。じゃなきゃ私、雇われません♪」


…?いつの間にか立場逆転してない…?


「??わかったわ…?」


「はい、契約成立ですね。下の名前は店長さんが適当に付けて下さい。それでは明日から宜しくお願いします。」


完璧な一礼をして今度こそウチから出ていった寧々ちゃん。


キツネにつままれた、というのはこういう時に使う言葉なのかも知れない。


「何が起きたのかしら…?」


寧々ちゃんが居なくなった後もなんだか途方に暮れていた。