恋愛なんて、めんどくさい。


「えっと、それは「でしょー?急にこんなこと言われてもってなるでしょー?だったら軽い好奇心で首突っ込んで来ないで下さいよ。迷惑です♪」


コレどうも、と氷嚢を置いて立ち上がった彼女の手首を

「―待って。」

咄嗟に掴んでしまった。


「わかった、雇うわ。」


「は?」


「ちょうどバイトの子探してたのよ。時給2000円はムリだけどそれ以外の条件は飲むわ。」


彼女のキョトンとした顔がどんどん訝しげなものに変わっていく。


正直、バイトなんて探して無かったけど、なんでだろう。よくよく考えても魔が差した、としか言いようが無い。

とにかく、彼女をこのまま帰してはいけない。そんな使命感に襲われた。



私は真剣だ、と伝える為に彼女の瞳をじっと見つめる。


たっぷりの間のあと


「…わかりました。」