「アオイです♪」
小さいバッグから名刺を取り出したアオイさん。
「いやあの源氏名じゃなくて…「イズミです♪」
またもや名刺を取り出したイズミさん。
…さっきと店名が変わってる。
「だから「ミズホです♪」
以下同文のミズホさん。
「ちょ「ホノカです♪」
「カリナ、ナナコ、コズエ、エリ、リサ、サクラ、ラン…「待って待って!もう名刺はいいから!」
結局テーブルに並んだのは計11枚の名刺。
どれも違うお店だ…。
「あなたが名前聞いたからじゃないですか。」
「私は本名を聞いたつもりだったんだけど…。」
「えーあなたにわざわざ本名教える必要性、なんかありますー?」
馬鹿にしたように(完璧馬鹿にして)せせら笑った、えーっと、誰だ…、彼女!
「それは…、確かに…「じゃーここで雇って下さいよ。」
「はい?」
「ちょうどバイト探し中だったんですよねー。夕方6時から深夜2時まで。土日祝日も出勤します。時給は2000円!どうですか?」
