蛍光灯(最近変えたばかりのLED)の下で見る彼女がやっぱり人並み外れた美女だったからということと、
思っていたより大した怪我じゃ無かったことにだ。
「…そんなに酷くないのね。」
思わずそんな風に呟いてしまいながらも氷嚢(ひょうのう)を渡すと
「だから言ったじゃないですか。」
恐ろしく面倒くさそうに氷嚢を受けとりつつ返事をした彼女。
「でも、しばらく痕が残るかも。」
「そうですねー、商品に傷ついちゃいましたね。弁償して貰うべきでした。」
またもや適当な相槌。
この人は本当に客商売が出来ているのか心配になってきた。
おかしい。何かがおかしい。
始めは全て避けていたパンチ。目が合った瞬間殴られた彼女。音の割に大したことない怪我。
「なんです、人の顔そんなまじまじ見て。気持ち悪い。」
「やっぱりおかしいわ!」
「は?」
