「報酬、頂きましたから。」
タダで引き受けると思ったら大間違いですよ。
「報酬…?京太から…?」
「ええ。」
「いくら…?」
「18万。」
「じゅっ…!本当、あの子には迷惑かけてばっかでヤになるわ…。」
「ですよね~。入院費だって京太さん持ちでしょう?こんな人の為に個室まで取らされて、治療費まで払わされて、お気の毒としか言いようが無いですよ~。」
…あと4分02秒。
「…お礼、してもしきれないわ…。」
「あなたごときに出来る1番の恩返しなんて、さっさと死んで入院費を1円でも安くしてあげることくらいでしょうけどー。」
「…そうね。」
「でもあたしはあなたにそんな早く死んで欲しくは無いです。」
「えっ…?」
何故か嬉しそうな表情を浮かべた依頼主。
「そーんなぽっくり逝かれてもつまんないですもん。もっと死に対する恐怖を味わってー、ギリギリまでもがき苦しみながらお亡くなりになって下されば?幸いでーす。」
「…そうね。」
「ついでに葬式を挙げず火葬だけにすればかなりの節約が出来るのでオススメでーす。」
「…そうね。…院内は、ケータイ禁止よ。」
「これはストップウォッチ代わりですのでお構い無くー。5分測っているだけですのでー。」
「なんで5分?」
「ここに5分以上滞在しないと契約違反のペナルティを食らってしまうんですよねー。」
「…そう。」
