恋愛なんて、めんどくさい。


着きました、待ち合わせの駅。

時刻は9時50分。


慧は…、まだ来てないかな~とか思いつつ、辺りを見回す。





…あ、少し遠くに1人群を抜いてカッコいい人を発見。


はい。案の定慧でした。



いつもよりカッコいいとか思っちゃうのは、私服だからなのか『彼女フィルター』的なのがかかっちゃってるからなのか、あたしが馬鹿だからなのか、、


…でも、すれ違う女子達が一瞬足を止めたりチラ見したりしてるってことは、誰が見ても慧はカッコいいとゆーことであって決してあたしの目がおかしいワケじゃない。



大丈夫。あたしは正常。落ち着いてる…。


一旦心を静めてから、慧の元へ駆け寄る。





「ごめん、待たせちゃって。」


「んー、俺も今来たとこ…」
と言いながら顔を上げた慧。が

「っ!」

あたしを見て絶句。


「??」

え、やっぱ変だった?


ワンピースとかガラじゃなかった?
ナナメ前髪とか似合ってない?

気合い入れすぎとかってドン引きした?



「な、何…?」

不安になって、固まったまま何も言わない慧の顔を覗きこむと

「………。」

手の甲で顔を隠して、目を逸らした慧。