恋愛なんて、めんどくさい。



***


オハヨーゴサイマス。


ただいま土曜の朝10時…。


絶賛バイト(掃除)中の寧々です。


おかげさまで昨日は久しぶりに熟睡できたものの、
結局なんの解決にもなってないということに気づいた。



「はあ…」

デートどうしよ…。


「どうしたのー?ため息なんかついて。」


「はあ…。」

そりゃ楽しみだよ?


「幸せ逃げるわよー?」


「はあ…。」

楽しみなんだけどね?


「ちょっとー、無視ー?」


「はあ…。」

でもどうしよう…。


「――ちゃん、寧々ちゃん!」
「!」

テレビを見ていたはずの店長があたしの顔の前で手を振っている。


「大丈夫?」


「すいません、手ぇ止まってました。」

軽く頭を下げて掃除を再開する。


「どうしたの、15回もため息ついちゃって。」

そんなに?!って

「…数えてたんですか?」


「そう。しかも30分間でよ?何かあったの?」

「何もありません。」

ここできっぱり否定しとかないと、面倒な事になる。


「いやあったのよ!それこそ彼氏の浮気ね?!」

…この人はどんだけあたしの彼氏に浮気させがってるんだ。