恋愛なんて、めんどくさい。


***


そんなこんなで、ちょっと時間は進み、今日は金曜日。



ただいま夜の10時半過ぎ。


例によってバイト帰りのぐったりタイムー…


♪~


を邪魔するヤツー。



♪~


…長いからメールじゃなくて電話だな。



発信者は見なくても優美でしょ

「…はい。」


「よぉ、起きてたー?」


…あれ?


「…慧?」


「おー。」


はっ、としてケータイを耳から離して凝視する。


通話中:慧…


「なに、また萩原のノロケだと思った?」


「…思った。」


「そんなノロケてくんの?」


「…慧も一回やられればわかるよ。」

誰からの着信か確認するのも億劫になるくらい…、もうケータイ開くのが嫌になるから。


「そんな?」

慧は電話の向こうでケラケラ笑ってるけど、

「こっちは笑い事じゃない!」

ヘタに無視なんかしたら、朝から機関銃攻撃開始されるし。


あのエネルギーを発電とかに使えたら、地球温暖化も静まるんじゃないかな…。


「寧々はノロケねぇの?」

※…関係ないけど。電話越しの『寧々』にちょっとキュンときてます。


だってまだ慣れないんだよー。