恋愛なんて、めんどくさい。


…ダメだ、力、入らない…


「あっ…」


思わず漏れた自分の声が、静かな教室に甘く響いて、いたたまれない気持ちになる。



「感じちゃった?」


「やぁ…、も…、離して…」

身をよじって逃げ出そうとするけど


「抵抗とかされると、余計萌えるんだけど。」


「ふっ…んっ」


強引に唇を塞がれた。


こーなっちゃうと、あたしにはどーすることも出来なくなる。

食らいつくような深宮のキスにただひらすら酔わされるだけ―












どれくらい経ったんだろ…。


「はぁー、はぁー…」


やっと離された頃には、もう酸素の限界で。


相変わらず息を切らしてるあたしと、余裕そうに微笑んでる深宮。



「なにすんのよ…」


「なにって…、キス。」


「何でこんなことすんの…?」


「だからさっきの「それなら謝ったじゃん。」


「俺は謝れなんて一言も言ってねぇけど?」


「…じゃ何?」
意味がわからない、と目で訴えると


「はぁ――――…」

ロングブレスダイエット並に盛大に息を吐いて(=滅多にお目にかかれない級のため息をついて)とんでもなく呆れたカオをする深宮。