恋愛なんて、めんどくさい。


あれ、何であたし“何で”なんて聞いてるんだろ。


「えっ?いや、何でって聞かれても…」


ほら深宮困ってんじゃん。


大体引き止めてどうするつもりよ。

雨だって止んでんのに…

「その…、理性が…」


…ん?


「理性…?」


「だから!理性が!もたねぇっつってんの!」


それって…、つまり…、




「どーゆうこと?」


全然わかんない。


「おまっ…、それは鈍過ぎだろ…」


いやいや、そんな驚かれても。

「深宮が説明ヘタ過ぎなだけでしょ。」

もっとわかりやすく言ってくれなきゃ。


「あ~~!!だからな!」


そこで言葉を切って近付いて

軽く触れるだけのキスをしてきた。


「…こーゆうことだよ」

そう言って後ろを向く深宮。


自分でやっといて照れるとか…バカじゃん。


「どーゆうこと?」

「これでもわかんねぇのかっ―――!」



驚いて振り向いた深宮にキスをしてもっと驚かせる。


「こーゆうこと?」

「なっ…!」


金魚みたいに口をパクパクさせてる深宮。


「あれ、違った?」


「お前…、んなことしたらどーなるかわかってんだろーな…」