翌朝。

あ~あ、昨日優美のせいで夜飯食べ損ねた…。

もともと朝は食べれないタチだし…。

はぁ…。ただでさえ朝は苦手なのになぁ…。

だり~ぃ、だり~ぃ、超だり~ぃ…。



「あっ、いた!寧々~☆」


どんっ!

うぉっ、ふらつく…。
このほっそい体のどこからこんな力が…。

「ね~ねっ♪おっはよぉ~♪」
ニコッ☆


あ~、カワイイ。


この子に「好き」なんて言われた日には、もう天国行き決定だな…。


…ん?

「好き」?

ああ、そういえば…


「結局、優美の好きな人って誰なの?」

確か聞いてなかった気がする…


「おっ?やっと興味がわいてきましたか~♪」

みょーにニコニコしてる優美。

「そんなに知りたいってゆーなら教えてあげても良いよ~?」
めんどくさ。

「じゃあいいや。」

「えぇ~!もっと食いついてよ~!」

おもちみたいにぷくぅ~っと膨らむ頬。

そんな顔するから、イジメたくなるの、わかんないかな~。

「優美がぁ、どぉ~しても、言いたいってゆーなら、聞いてあげないこともないけど?」

と言いながらほっぺをつつく。

「むぅ~。わかったよ~。聞いて驚け!