「んな事言ったって…」
「行く行かないのやり取りならもうしないから。」
「…止めたって無駄なんだろ?」
「うん、無駄。それに店長にバレたら終わりだから、周辺は制服でうろつかないよう言われてるし送んなくていいよ。」
今はあんまり深宮と居たくない
これ以上優しくされたら、せっかく押し殺した感情がまた沸き上がって来そうだから
「…わかった。」
良かった…
「周辺をうろつかなきゃいいんだろ?んじゃ、途中まで送る。」
うぅ~…
なんでそーなる。
「バイト先行くまでの道にコンビニある?」
「あるけど…」
「じゃ、急ぐぞ。」
そう言って素早くカーテンを閉めて、荷物を持って玄関のチェーンを外して、さっさと外に出ていく深宮。
はえー。
っと、感心してる場合じゃない
とりあえずあたしも家を出て、しっかり鍵をかけて、外階段を降りると、
自転車の横に立ってる深宮。
ただ立ってるだけでもカッコいいとか、ホントズルい
「鍵かけてきた?」
「…ん。」
「んじゃ、行くか。」
こないだみたいに先に座って、後ろ乗れ、っと目で合図する。
