腐女子だけどなにか?

「げほっ!!!はぁっ、はぁっ!!」

うまく呼吸ができない。苦しい。

そこらへんに転がっていたビニール袋に
口をつけ呼吸を安定させる。

「は、ぁっ…はぁっ、はぁ……
っ…うっ……苦しい、よ……っ…」

今も尚、少女の孤独な呟きは誰にも聞こえない……。







*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*....

「おっはよーん!!!」

「蘭!!!あんた平気なの?!!」

「うん、へ、いき……」

顔を少し歪めたのはその理由を静香は
知っているから。

「大丈夫、大丈夫だから…」

「めずらしく静香が優しいとかー」

「蘭………」

「おっ!蘭じゃーん!なになに、もう復帰?」

「ゆかりん!!それに早希!!!」

「そのうちがオマケちっくな言い方、
やだぁー」

「ごめんって!」

そう言って私はニコニコ笑ってるけど、
実はマジで辛い。本気でやばい。
多分、多分だけど40度あると思う。


頭痛いし気持ち悪いし焦点多分あってない。
でもそんな素振りを見せないのが私。

なんでって?心配かけたくないから。
以上。