「どうしたんですか?大塚さん?」

「あっ、いえ、何ページでしたっけ?」

「全く。話を聞いてないわね。149ページよ、早く読んで頂戴。」

「や、あの。読みたいのは山々なんですけど、何者かに教科書落書きされちゃってて読めないんですよねー」

「まぁ?!!!それはイジメだわ!!!
あとで生徒指導室にいらっしゃい!!」

「はい、わかりました。」

ほーら、落書きした張本人達が私のこと
すげぇ睨んでるよ。

『 ざ ま あ 』

そう口パクでやると顔を真っ赤にさせて
怒り出した。

あ、やべえ、これ案外楽しいわ。


こういう風に思うってことは私も相当歪んでるんだなぁー。