腐女子だけどなにか?

恐怖で体が震える。

自然と目線が下へ行く。

コツン……。

足音が止まった。目線には足が見える。

や、やだ。怖いっ……………!!!!

「俺だからっ!!!!!」

低音ボイス。心が自然と落ち着く。

「き、きつ、た………?」

「あぁ、そうだ。橘田 裕樹だ。だから落ち着け。」

顔を上げると、汗をかいて必死な表情を浮かべている橘田。

「ほら、手。」

掴まって立つ。そのまま、本能のままに

………私は橘田に抱きついた…。