「………ん、…ん、ら、ん、蘭っ!」

「あっ、ごめん!どしたの?」

「あのね、どっかに家の鍵、落としちゃったっぽいの………。人で多い方が
助かるからさ、図々しいんだけど探すの手伝ってくれないかな…?」

「あ、オッケー!いいよ!どこらへんとか分かる?」

「えっと…………理科室、かも……!」

「よしきた!行ってみるか!」

そん時の私には、これから起きることなんて想像もしてなかったんだ……。