「『いいえ』、とは?」
「仲は……良かったと思います」
「でも悦子さんは、恋人のことをあなたにも話してない。仲の良かった双子の妹さんにも話せないような相手……不倫、でしょうか?」
「だから何も知らないって言ってるでしょう? 何なんですか? 訊きたいことはそれだけですか? だったらもう、何もお話しできることはありません。帰ってください」
捲し立てるように言い、初音は扉を閉めようとした。
が、僅かに隙間が狭まっただけ。
初音が視線をゆっくり下へと落とす。ドアと壁との隙間に、那智のごっついレザーブーツの先っぽが挟まっていた。
目線を上げて再び那智を睨みつけ、
「いい加減にしてください! 警察呼びますよ?」
初音が怒鳴る。
「仲は……良かったと思います」
「でも悦子さんは、恋人のことをあなたにも話してない。仲の良かった双子の妹さんにも話せないような相手……不倫、でしょうか?」
「だから何も知らないって言ってるでしょう? 何なんですか? 訊きたいことはそれだけですか? だったらもう、何もお話しできることはありません。帰ってください」
捲し立てるように言い、初音は扉を閉めようとした。
が、僅かに隙間が狭まっただけ。
初音が視線をゆっくり下へと落とす。ドアと壁との隙間に、那智のごっついレザーブーツの先っぽが挟まっていた。
目線を上げて再び那智を睨みつけ、
「いい加減にしてください! 警察呼びますよ?」
初音が怒鳴る。



