今日は体調不良のため欠勤とのこと。
よくあることなのかと尋ねれば、対応した受付の若い女は、「珍しいです」と迷わず答えた。
警察手帳を提示し初音の住所を訊き出した。
体調不良で仕事休んでるなら、自宅に居るはずだよな? と言っても――
『急な欠勤は珍しい』って……益々、怪しい。
辿り着いたのは小奇麗なアパート。一見して学生や独身者が住んでいるワンルームマンションだとわかる。
エントランスはオートロックになっていて、鍵を持っていないと勝手に入ることはできない。
共通の呼び出しパネルの前に立ち、隣の那智を窺い見る。那智はちらと一瞬だけ俺を見やるも、すぐに視線をパネルへ戻し、なんの躊躇いもなく初音の部屋番号を押した。
『はい』
すぐに、掠れた覇気のない女の声が応対する。
「警視庁捜査一課の芹沢です。二、三、お訊きしたいことがありまして……ご協力願えませんか?」
那智はカメラに向かって手帳をかざし、落ち着いた口調で言った。
『刑事さんなら、昼間も見えましたけど?』
女の声に猜疑心が滲む。
よくあることなのかと尋ねれば、対応した受付の若い女は、「珍しいです」と迷わず答えた。
警察手帳を提示し初音の住所を訊き出した。
体調不良で仕事休んでるなら、自宅に居るはずだよな? と言っても――
『急な欠勤は珍しい』って……益々、怪しい。
辿り着いたのは小奇麗なアパート。一見して学生や独身者が住んでいるワンルームマンションだとわかる。
エントランスはオートロックになっていて、鍵を持っていないと勝手に入ることはできない。
共通の呼び出しパネルの前に立ち、隣の那智を窺い見る。那智はちらと一瞬だけ俺を見やるも、すぐに視線をパネルへ戻し、なんの躊躇いもなく初音の部屋番号を押した。
『はい』
すぐに、掠れた覇気のない女の声が応対する。
「警視庁捜査一課の芹沢です。二、三、お訊きしたいことがありまして……ご協力願えませんか?」
那智はカメラに向かって手帳をかざし、落ち着いた口調で言った。
『刑事さんなら、昼間も見えましたけど?』
女の声に猜疑心が滲む。



