「コートも靴も髪型もメイクも?」
「ん、間違いない」
「コートの前ボタンは全部留めてあった」
断定形での確認。そうして俺を見上げた那智。
「お前、しつこい」
「重要なんだ、答えろよ」
「はいはい、留めてありました」
投げやりな感じで返事をすれば、那智は再び視線を画面へと戻し、ふうと軽く息を吐く。
「胸に銃弾二発。ガイシャはコートを脱いでから撃たれ、ご丁寧にまた着た? わざわざボタンも留めて?」
「どっちかって言うと、脱がされ、撃たれ、着せられたんだと思うけどな」
「発見現場に血痕が見当たらない」
俺のツッコミはスルーですか、そうですか。
「犯人が拭き取ったとか?」
「犯人は、ここで殺されたことにしたがってる。だからわざわざ運んだ」
「お前……結局、何が言いたいの? もうちょっとわかるように話してもらえる?」
「死亡推定時刻が出ればはっきりするだろうけど、あんたがモメた女とこのガイ者、別人である可能性が高い」
言って那智は、画面上の写真を消し、今度は文章ファイルを開いた。
「ん、間違いない」
「コートの前ボタンは全部留めてあった」
断定形での確認。そうして俺を見上げた那智。
「お前、しつこい」
「重要なんだ、答えろよ」
「はいはい、留めてありました」
投げやりな感じで返事をすれば、那智は再び視線を画面へと戻し、ふうと軽く息を吐く。
「胸に銃弾二発。ガイシャはコートを脱いでから撃たれ、ご丁寧にまた着た? わざわざボタンも留めて?」
「どっちかって言うと、脱がされ、撃たれ、着せられたんだと思うけどな」
「発見現場に血痕が見当たらない」
俺のツッコミはスルーですか、そうですか。
「犯人が拭き取ったとか?」
「犯人は、ここで殺されたことにしたがってる。だからわざわざ運んだ」
「お前……結局、何が言いたいの? もうちょっとわかるように話してもらえる?」
「死亡推定時刻が出ればはっきりするだろうけど、あんたがモメた女とこのガイ者、別人である可能性が高い」
言って那智は、画面上の写真を消し、今度は文章ファイルを開いた。



