「で、捜査の進み具合は?」
「売り捌いてる組織までは辿り着いたんだが、ヤクの出所がわかんねぇ」
そこまで言ってようやく気付いたのか、
「なんでお前に一々報告しなきゃなんねんだよ? てめ、余所でべらべら喋んなよ? 殺すぞ」
当然と言えば当然の疑問を吐き捨てた。最後に、警察官だとはとても思えない脅し文句も添えて。
「とにかくお前は、殺しの真犯人を突き止めろ。DNA鑑定の結果が出たら、しばらく身動きとれなくなるぞ? あの女が握り締めてた髪――」
谷口さんはそこまで言って、助手席の俺を見た。
「お前のなんだろ?」
向けられた顔には、心なしか苦悶の表情が滲んでいるように映る。
谷口さんの『訊きたいこと』って、これだったのか。つうか今の、訊くって言うより、ほぼ確信してるよな?
だったら、正直に答えるしかねぇか。
「多分……」
肯定の意味でそう呟いた。
「売り捌いてる組織までは辿り着いたんだが、ヤクの出所がわかんねぇ」
そこまで言ってようやく気付いたのか、
「なんでお前に一々報告しなきゃなんねんだよ? てめ、余所でべらべら喋んなよ? 殺すぞ」
当然と言えば当然の疑問を吐き捨てた。最後に、警察官だとはとても思えない脅し文句も添えて。
「とにかくお前は、殺しの真犯人を突き止めろ。DNA鑑定の結果が出たら、しばらく身動きとれなくなるぞ? あの女が握り締めてた髪――」
谷口さんはそこまで言って、助手席の俺を見た。
「お前のなんだろ?」
向けられた顔には、心なしか苦悶の表情が滲んでいるように映る。
谷口さんの『訊きたいこと』って、これだったのか。つうか今の、訊くって言うより、ほぼ確信してるよな?
だったら、正直に答えるしかねぇか。
「多分……」
肯定の意味でそう呟いた。



