その背後にもう一人、メガネくんより随分年配の男。スーツはパリッとしてるのに、くたびれた印象を受けるのは、白髪混じりのボサボサ頭と無精髭のせいかな。
捜査一課の奴らだ。一体、何しに来たの?
「良かった、まだ居た」
メガネくんが俺を見て、ホッとしたように言う。
何気なく谷口さんを見やれば、不満げに目を細めて『だから早く来いって言っただろ』的な視線を俺に注いでいた。
なので、一課の用件と谷口さんの『訊きたいこと』が関連しているんだとすぐに悟った。
「何ですか?」
相手が一課じゃ、逃げるわけにもいかない。渋々だけど用件を尋ねた。
「この女性に見覚えは?」
メガネくんはすぐ横のカウンターの上に、三枚の写真を並べた。
それは殺人現場の写真。公衆トイレの一室で、便器の上に座らされてクタッとしている女性。外傷は見当たらないけど、明らかに死体だとわかる。
見覚えならある。
だって今朝、何の根拠もなく俺を痴漢よばわりした女だ。はっきり覚えている。見間違うはずもない。
捜査一課の奴らだ。一体、何しに来たの?
「良かった、まだ居た」
メガネくんが俺を見て、ホッとしたように言う。
何気なく谷口さんを見やれば、不満げに目を細めて『だから早く来いって言っただろ』的な視線を俺に注いでいた。
なので、一課の用件と谷口さんの『訊きたいこと』が関連しているんだとすぐに悟った。
「何ですか?」
相手が一課じゃ、逃げるわけにもいかない。渋々だけど用件を尋ねた。
「この女性に見覚えは?」
メガネくんはすぐ横のカウンターの上に、三枚の写真を並べた。
それは殺人現場の写真。公衆トイレの一室で、便器の上に座らされてクタッとしている女性。外傷は見当たらないけど、明らかに死体だとわかる。
見覚えならある。
だって今朝、何の根拠もなく俺を痴漢よばわりした女だ。はっきり覚えている。見間違うはずもない。



