「悪い、つい……」
那智は照れ臭そうに苦笑を漏らして、体勢を元の直立に戻した。
「回りくどいのはナシだ。聞きたいことがあんなら、ズバッと聞けよ。俺、忙しいんだよね」
「ぜんっぜん忙しそうに見えねんだけど、俺の目がおかしいのか?」
「見たいものしか見えない、ご都合主義千里眼じゃねぇの?」
「だとしたら、刑事としては致命的だよな?」
「まぁそうかもね。精々気をつけろよ?」
ヒゲはそう返すと、クイッと口角を上げ目を細めた。その笑みはどこか挑発的に映る。
俺とヒゲの実もない遣り取りに、痺れを切らした那智が口を挟んだ。
「お望み通りズバッと聞きます。辻岡が行方をくらませた半年前から、あなたに頻繁に電話をかけています。用件は何だったんですか?」
「そういや、最近は電話ねぇなぁ……」
「訊かれたことにだけ答えろ」
白々しくとぼけるヒゲに、思わず語調が荒くなる。
「そう焦るなよ。結論を急ぐと、肝心なとこ見落とすぞ?」
「お前に捜査の何がわかるってんだよ?」
那智は照れ臭そうに苦笑を漏らして、体勢を元の直立に戻した。
「回りくどいのはナシだ。聞きたいことがあんなら、ズバッと聞けよ。俺、忙しいんだよね」
「ぜんっぜん忙しそうに見えねんだけど、俺の目がおかしいのか?」
「見たいものしか見えない、ご都合主義千里眼じゃねぇの?」
「だとしたら、刑事としては致命的だよな?」
「まぁそうかもね。精々気をつけろよ?」
ヒゲはそう返すと、クイッと口角を上げ目を細めた。その笑みはどこか挑発的に映る。
俺とヒゲの実もない遣り取りに、痺れを切らした那智が口を挟んだ。
「お望み通りズバッと聞きます。辻岡が行方をくらませた半年前から、あなたに頻繁に電話をかけています。用件は何だったんですか?」
「そういや、最近は電話ねぇなぁ……」
「訊かれたことにだけ答えろ」
白々しくとぼけるヒゲに、思わず語調が荒くなる。
「そう焦るなよ。結論を急ぐと、肝心なとこ見落とすぞ?」
「お前に捜査の何がわかるってんだよ?」



