「これといった手掛かりは掴めてない」
真犯人が全く見えていない今、そう答えるしかなかった。下手に現状報告なんかしだしたら、長々と喋る羽目になる。
『だろうな』と、当たり前のように言われてちょっとムッとした。
「谷口さん、もしかして俺たちの不出来を嘲笑うために電話した?」
『そんな趣味ねぇよ。まぁそれも面白そうだけどな』
ふっと息を漏らして笑う野獣谷口。ぜんっぜん面白くねーから。
『あーそうそう、新たにわかったことがあるから教えてやろうと思ってな』
「何ですか?」
『ガイシャの胸に銃痕二つ。けど弾はピンセットか何かで抜き取られていた』
「証拠隠滅?」
『ああ、恐らく……。だけど司法解剖の結果、抜き取られたのは死後4、5時間してからだそうだ』
「その間、犯人は悦子の遺体と一緒に居た?」
『もしくは、証拠を消すために現場へ戻った』
「死亡推定時刻は?」
『2時から4時の間』
「やっぱりか。俺が痴漢呼ばわりされた時には、既に悦子は遺体だったわけだ」
真犯人が全く見えていない今、そう答えるしかなかった。下手に現状報告なんかしだしたら、長々と喋る羽目になる。
『だろうな』と、当たり前のように言われてちょっとムッとした。
「谷口さん、もしかして俺たちの不出来を嘲笑うために電話した?」
『そんな趣味ねぇよ。まぁそれも面白そうだけどな』
ふっと息を漏らして笑う野獣谷口。ぜんっぜん面白くねーから。
『あーそうそう、新たにわかったことがあるから教えてやろうと思ってな』
「何ですか?」
『ガイシャの胸に銃痕二つ。けど弾はピンセットか何かで抜き取られていた』
「証拠隠滅?」
『ああ、恐らく……。だけど司法解剖の結果、抜き取られたのは死後4、5時間してからだそうだ』
「その間、犯人は悦子の遺体と一緒に居た?」
『もしくは、証拠を消すために現場へ戻った』
「死亡推定時刻は?」
『2時から4時の間』
「やっぱりか。俺が痴漢呼ばわりされた時には、既に悦子は遺体だったわけだ」



