「あの、眞田さんと水城君って…付き合ってるの?」
なんとなく、そんな気がしちゃう。
二人って、美男美女だからスゴくお似合いだし…。
だけど、仮に眞田さんが水城君の彼女だったら、昨日の女の子は…水城君とどういう関係なんだろう?
頭の中で疑問符を並べていると、眞田さんはフフッと笑った。
「ううん、付き合ってないよ!あのね、私と律矢…イトコ同士なの。」
「い、イトコ…!?」
予想してなかった答えに目を見開く。
「うん。親戚だし、家もわりと近所だから、小さい頃から一緒に遊んだりすることが多くて…。まあ、腐れ縁みたいな…そんな感じかな?」
「そ、そっか。」
苦笑いする眞田さんを見ながら、コクコクと頷いた。
ま、まさかイトコ同士だったとは思わなかったな…。
あれ…?
それじゃあ、どうして…さっき不機嫌そうだったんだろう……?
不思議に思っていると、眞田さんは私と耳元に顔を近付けた。


