「先生の車乗る二回目ですね」 二回目の先生の車、私は迷うことなく助手席に座った。 「そうだな、あ、そうだ。美里って呼んでいいか?」 「は、はい!!そー言えば、あの時なんで名前で呼んでくれなかったんですか?」 ふと思い出して先生の顔を見る。 「それはだな、あれだ。恥ずかしかったから?」 「なんで疑問系なんですか?」 クスクス笑いながら先生を見れば、顔は真っ赤だった。 「…健さん、顔真っ赤ですよ」 ああ、なんか恋人っぽいかも