目が覚めたとき、そこには見たことのない見舞いの品が置いてあった。 誰がこんなことをしたのだろうか。 少し考えて、ある人が思い当たった。 病室に来るのに、顔を会わさずに帰る人。 きっと、彼女だ。 俺と顔を会わせるのが気まずかったのだろう。 だが、俺は決めた。 彼女に告白すると。 その思いが強くなるほど、この怪我がもどかしくてしょうがなかった。