「こんに……」
目を疑った。
目の前で、玲奈先生と三神先生が抱き合っていたからだ。
そうか、二人は付き合っていたのか。
私は、後退り教室から逃げた。
逃げるときに音をたててしまい、先生には気づかれたと思う。
名前を呼ばれたような気がした。
だけど、止まれないよ。
だって、先生のせいで二度目の失恋でしょう。
先生、私先生が好きなんですよ。
他の人のものにならないでよ。
私を見てよ。
雨が降りだした。
確か、最初の時も雨が降っていたっけ?
先生、私を見つけて……
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