未完成な小説たち。



ーーーガラッ

ドアを思いっきり開けた音が聞こえ、皆がドアの方を見る。

「えーっと、碧月?って奴来い」


「「きゃぁぁぁぁぁぁああああああ」」

うるさ…

黄色い歓声を浴びる、男子。茶髪で、綺麗な顔をしている。

いわゆる、イケメンという分類に入るだろう。


「ほら、碧月さん行っておいで」

女子達に背中を押され、イケメン?の人のところまで行く。


「あの、なんですか?」


「とりあえず、生徒会室に来い」

さっきから思っていたが、命令するなぁぁぁ!

「じゃ、いくぞ」

そう言って、いきなり腕を掴んで、歩き出した。