未完成な小説たち。



しばらくすると、ドアが開いて三ツ矢さんが入ってきた。


「いやー、すごいね。


…壁を壊すなんて、僕達以来だよ。」


え、壁を…

「うわっ!すみません…力の加減とかしらなくて…」


「力の加減か…

テストお疲れ様。じゃ、職員室行っていいよ。」


「あ、ありがとうございました?」


一応挨拶だけして、出て行った。