未完成な小説たち。



「あれ持ってきた?」


「あれとは…?」


「履歴書よ」


「…すみません。忘れました」


今回の面接、実は初めてだ。


「あら、いいわよ。おじさん、イケメンには優しいのよ!じゃ、生徒証明書とか持っているかしら?」


鞄の中から生徒証明書を机の上に出した。


「じゃ、最後にここにサインしてねー」


俺は紙を貰った。


そこにはこう書いてあった。