門を出ようとすると、 「花音(かのん)ー!」と私を呼ぶ声がした。 ちなみに、私の名前は紗倉 花音(さくら かのん)。 「明美だ!一緒に帰ろっ!」 「そのつもりー!」 歩いてすぐの所に、バス停があるんだ。 バスに乗ると、満員… 仕方なく、私たちは隅っこの方で立つことにした。