未完成な小説たち。




私が、彼と出会ったのは3年前の高校一年生の入学式。


「明美ー!クラス離れちゃったね…」


仲の良かった、青町 明美(あおまち あけみ)


「もう、泣かないの。それより…


あんたのクラス、ラッキーじゃん!」


「ラッキーって、何が?」


「知らないの?とってもかっこいい、4人のこと」


私が首をかしげると、


「ま、いつか分かるわ」と言った。