未完成な小説たち。


まず、俺が目に入ったのは“毎日が楽しくなる”って書いてあるところ。


しかも差出人が神、時給の差がすごい…


でも面白そうじゃん。



毎日が楽しくなるならやってみる価値はある。


俺は生徒証明書や、ペンなど適当に鞄の中に入れて部屋を出た。


「いってきます」


誰もいないのについつい言ってしまう。


なぜなら一人暮らしをしはじめて間もないからだ。


シャドウ会社って…確か隣町だったはず。


俺は電車に乗り、隣町まで行った。


「いつきても、すごいな」


隣町は俺らの町とは違い、ビルがたくさん建っている。

子供は滅多に見かけない。
その代わりビジネスマンをよく見かける。