未完成な小説たち。



「あの、その、杖を下さい‼︎」


杖…この学校では卒業生から杖を貰うのが流行っている。例えば、第二ボタンとかと一緒。


「…ごめんね。あげたい人がいるんだ。」


「そうですか…」



毎日毎日女子達に呼び出されて、毎日毎日嘘をつく。


あげたい人なんていない。ただ、騒がれるのが迷惑なだけ。