未完成な小説たち。



「かずー、俺らにも紹介しろよ!」


教室を見渡すと、カラフルな頭の人達がいっぱい。


赤、青、黄…


「あぁ、すまんすまん。このチビが今日から新しい生徒になる。…おい、名前は?」

名前忘れちゃったの⁉︎あんた、担任でしょっ!

「…暁月 悠です。よろしく」


「確かに、低いな」


「俺の肩もないんじゃね?」


「クラス1チビな、まこにも負けてるし」


こいつら、何いってんの?私が、私が小さいのは


「俺、牛乳嫌いだもん‼︎だから、伸びないんだよっ‼︎」

馬鹿でかい声で言ったが…


シーン…

あれ?何、この静かさ。

私合ってるよね?カルシウム不足だから身長伸びない。え、もしかして煮干しでも食べろと皆思ってるのかな?




「「あははははははっ!」」


「もぅ、悠ちゃん面白すぎるよ!牛乳って…あははっ!」


「お前、それだけじゃ理由になってないんじゃね?」


「え、そうなのか?」