ーーガンッ
あれ?さっきの音は…それより俺は成功したのだが、隣にハルがいない。
「ハルー?」
「いてててて…」
まだ、ハルは扉の向こう側だった。つまり、入れてなかった。
「たく、しょうがねぇな…てつだってや…」
「ねぇ、君」
急に声をかけられて、心臓がバクバクしてる。やべ、怒られる?
「…はい。」
恐る恐る、振り向くとそこには、金髪長身男がいた。
「残念ながら、今日は面接中止になったよ。それにしても、ここをどうやって通れたの?」
「ふつーに、瞬間移動ですけど…」
「君は面白い。特別に面接しようじゃないか。向こうにいる、友人と一緒に。」
男はハハッと笑い、扉を開けた。

