未完成な小説たち。


「えっとね、さっそくだけど明日から働いてもらっていいかしら?」


「はい」


「あ、時給は2000円でいいかしら?」


いきなり仕事でしかも2000円…


これは期待できる。


「今回の仕事は楽しくできるわよ。依頼者からの手紙見る?」


そういって差し出された手紙には黒のペンで堂々と書かれていた。


「“女達を騙せ”…?」


「ふふっ、そうよ。貴方には明日から南桜高校に行ってもらうわ。そこで、依頼者と話して作戦をたててね。終わりは一週間後。」


「…高校ですか。



楽しそうですね!」


「そう言うと思ってたわよ。」