愛させろよ。

緞帳が下りた。

「終わった……」

桐谷先輩が振り返って、やわらかな笑みをこぼした。

その頬は濡れていた。

「ソロ、めっちゃよかったですよ」

「ありがとう。相原も、素敵だった」

先輩の真面目な瞳に、俺は照れた。

「俺なんて、はは……」

「照れなくていいのよ」

大野さんが俺たちを笑って見ていた。